学生国際協力団体CUE 栂井冴斗さん、沖野学さん、山中優希さん

本校の卒業生3名がカンボジアで活動に励んでいるとのことですので、益々の活躍と発展を祈り、紹介いたします。

(以下、CUE栂井さんより提供の文と写真)


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私たち学生国際協力団体CUEは主に、東南アジアに位置するカンボジアのコンポンチャム州にサッカーグランドを建設することを目的として活動しているボランティア団体です。

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カンボジアでは多くの人たちが裸足で生活をしています。そのカンボジアで一番人気のあるスポーツはサッカーです。

しかし、カンボジアでは土地の整備があまり行き届いておらず、子どもたちが写真のような安全に走り回れる場所が非常に少ないのが現状で、多くの子どもたちが、荒れて危険な場所でサッカーをしています。

そこで

子ども達が安全に、思い切り、サッカーの試合ができるような場所を作りたい!

という思いからこの団体を立ち上げました。

この団体はスタッフとして関西学院大学7名、武庫川女子大学3名、京都大学1名、大阪体育大学1名、同志社大学2名、神戸大学1名、神戸薬科大学3の計18名のメンバーで構成されています。

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本来のグランド建設予定地(写真上)

仮サッカーグランド(写真下)

 カンボジアのコンポンチャム州にサッカーグランドを建設するため、サッカー大会、募金活動を中心に2011年3月から2012年の3月の間に140万円を集め、グランド建設を担当してくださる「KHJグループ」に届けました。本来、2012年の3月中にグランドは完成する予定であったが、昨年の豪雨のため、建設予定地の水がひかず、建設は延期に。そのかわりに、のちにバレーボール、バスケットボールコートになるグランドを建設し、そこで仮のサッカーグランドの完成式を行いました。そして、本来作る予定であったグランドは遅くて1年後に完成予定です。

【活動の感想】

CUEの代表がたまたま行った場所に、たまたま裸足でサッカーをしている人がいて、きれいなグランドでサッカーをしてほしいと思いました。そして、その考えに賛同したメンバーが集まりCUEが出来上がりました。

メンバーの中には「グランドを作りたい」という想いとは別に、自分たちなりの意味をもってこの活動をしている人が多くいます。僕の場合は「自分のために」というものがあります。この活動を通してたくさんの人と出会い、たくさんのことを学びました。カンボジアのこと、日本のこと、そして人に想い、考えを伝える難しさ。文章力の不足。そのことに気付くキッカケをくれたのはCUEでした。そういう意味でCUEはメンバー1人ひとりのキッカケ作りの団体でもあります。(CUEの日本語訳はキッカケ)

また、この活動に対して、多くの人が批判をしてくださいました。そのたびに悩み、考え、メンバーみんなで糧にして自分たちなりに考えて頑張ってきました。やるからには、とことん調査して、本当に必要なものを提供しないと、私たちは自分勝手すぎる活動をしているのかもしれません。でも、実際グランドに行ってそこにいたカンボジアの人々の笑顔を見たとき、自分たちのしていたことは間違っていなかったと確信しました。人を笑顔にする素晴らしさを改めて実感しました。

 本当に多くの方々に携わっていただいて私たちは活動することができました。感謝だけは絶対に忘れずに、今後も新たな活動をメンバー全員で考えて続けていきます。