「環境アクションボードゲーム」を近大豊岡高校自然科学部ロボット班が製品化しました。この度、ＮＰＯ法人暮らしのエコをすすめる但馬の会がプロジェクトオーナーとして、クラウドファンディングCAMPFIREで支援受付を行っていただいております。

「環境アクションボードゲーム」未来を救うための行動を喚起する遊び心

製品化という夢の始まり

FLL（https://www.firstlegoleague.org/）というロボット大会のモロッコ世界大会で、エネルギー問題解決のために発案したのが「環境アクションボードゲーム」の始まりです。本大会で、海外審査員より、「実際に作らないの？」「製品化したら絶対買うよ！」と言われて、スイッチが入りました。
それから約1年の道のり。

試行錯誤と苦難の連続の連続。大会で発表した発案から製品化のためのコンセプト開発、ルールの確立、デザイン、プロトタイプの作成まで、多くの苦労がありました。色々な大人方のサポートをいただきました。チーム（近高ハナミヤ）は、自分たちが実施した学校でのアンケートから、「今の中高生は環境に対する意識はあるが、どう行動したらよいかわからない」という結果を得ていて、環境教育の重要性を信じ、何度も改良を重ねました。ついに「遊びながら学べ」、「楽しみながらアクションをして、小さなことを積み重ねるモチベーションを育む」、ユニークなボードゲーム「環境アクションボードゲーム」（ファースエディション：初回特別品）を完成させました。

「環境アクションボードゲーム」未来を救うための行動を喚起する遊び心

「環境アクションボードゲーム」とは

大人はもちろん、中高生でも簡単にできる、環境配慮のちょっとした行動を、楽しく学べてしまう「ボードゲーム」をつくります！アクションカードは100種類、それぞれの行動は「人間」「自然」「気候」「経済」の4つの視点で評価されます。4種のエレメントを全て獲得した人が勝者！

どんなゲーム？

中高生向けですが、どんな方々でも「えっ笑、なるほどー、すぐやろっ」となれる、ちょっとした行動を書いたカード100種類を使います。表面の行動は、以下の4つの視点で価値が、裏面に評価されています。

4つの視点、それぞれのエレメント各8枚、合計32枚を全て獲得したら勝利！
プレイヤーは欲しいエレメントを意識し、表面のアクションを選んでゆきます。

何が楽しいの？

アクションの選び方や、宣言ルールなどにより、参加者の生活感が浮き彫りに。
思わぬ判断や、選択を知り合い、仲良くなれるかと。

何が難しい？

選んだ行動の各評価が、思ったより高かったり低かったり。理由も書いてあるので深い学びになります。グリーンウォッシュを意識したアクションもあり。
以下はエレメントが埋まり（勝利し）幸せな街になった状態の画像です。

クラウドファンディングのキャンプファイアで、ただいま、サポート受付中です。

初回特別品の完成からのクラウドファンディングまで

2024/03/17　コープこうべ コープデイズ豊岡

但馬県民局「さわやか環境フェスティバル」開催会場で、ゲームの体験会と販売を実施

2024/03/19　神戸大学六甲台第２キャンパス　百年記念館六甲ホール

脱炭素社会の推進に関する包括連携シンポジウム

「2050年カーボンニュートラル～私たちはどうすべきか～」にパネリストとして参加

パネリストとしてカーボンニュートラルにどう取り組むかという問いに、部員は「企業や大学での技術革新はもちろん大事で、それに加えてひとりひとりが環境にやさしいと言われる行動を理解して、行動に移し、コツコツ積み上げていくことが大事」と「環境アクションゲーム」のコンセプトをベースに答えていました。

2024/03/21　豊岡劇場に販売ブースを開設

令和6年3月21日(木)　豊岡劇場に販売ブースができました！
豊岡劇場にボードゲームの販売ブースを作ってもらえないかお願いに行きました。ボードゲームの説明や想いを伝えたところ、『わかりました。高校生の活動を応援するという意味でも、代理で販売します。』と快諾いただきました。本当にありがとうございます。豊岡劇場を訪れた際にはぜひ、販売ブースにも立ち寄ってみてください。

2024/03/27　豊岡市役所訪問

関貫久仁郎豊岡市長を訪問　2023モロッコロボット大会の報告と「環境アクションボードゲーム」ついてお話をしました。

関貫市長より「このボードゲームで環境に対して意識はあるが、行動に繋がらない人たちが実際に行動を起こすきっかけになりそう」とコメントをいただきました。